<写真:laodong.vn>
ベトナムのエッグコーヒーは甘く濃厚な飲料として人気を集めているが、生卵の使用や栄養面に関する注意が必要である。
エッグコーヒーは、卵黄に砂糖や加糖練乳を加えて泡立て、濃いコーヒーやエスプレッソの上にのせる方法で作られる。
近年、動画投稿アプリで注目を集めているが、スウェーデンやイタリアなどで類似の飲み方が以前から存在している。
専門家は、この飲料に潜む健康リスクとして、生または加熱が不十分な卵黄の使用を指摘する。
生卵には食中毒の原因となるサルモネラ菌が含まれる可能性があり、コーヒーの温度では十分に殺菌できない場合があるとされる。
そのため、適切に処理されていない卵を用いた場合、感染の危険性が残る。
サルモネラ感染では、摂取後数時間から数日以内に下痢、発熱、腹痛などの症状が現れることがある。
健康な成人では自然に回復するケースが多いが、高齢者や妊婦、免疫機能が低下している人では重症化する可能性がある。
また、栄養面でも注意が求められる。一般的なレシピでは砂糖や加糖練乳を多く使用するため、糖分とカロリーが高くなりやすい。
さらに卵黄由来の飽和脂肪も含まれ、過剰摂取はLDLコレステロールやアポBタンパクの増加につながり、心疾患リスクに関与する可能性がある。
専門家は、安全対策として生卵の使用を避けることを推奨している。
代替として、加熱したミルクやオーツミルクなどの植物性ミルクを泡立てる方法や、ひよこ豆の煮汁であるアクアファバを用いた泡立てが紹介されている。
卵を使用する場合でも、低温殺菌済みの製品を選び、取り扱いに注意する必要がある。
さらに、加糖練乳の代わりに無糖または低糖のミルクを用いることや、低脂肪乳や植物性ミルクを選択することで、糖分や飽和脂肪の摂取量を抑えることが可能である。
摂取量を控え、日常的な習慣ではなく、時折楽しむ嗜好品として取り入れることが望ましいとされる。